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観光の現状を知って経済学を知る

観光産業は経済学と深く結び付いています。今、海外から日本へ旅行しに来られる方が多いことが話題となっていますが、それは円安の影響が大きいです。逆に数年前、円高が進行していた時は、不景気と言われながらも、旅行のために日本から海外へ行く人が大勢いました。休暇時の人々の動向が、個人の懐具合と共に日本や世界の経済状況をも表しているのです。例えば、日本人による国内旅行者数が増加した場合等は、景気回復が個人のレベルまで到達しておらず、且つ円安傾向にあって海外に行くには費用がかかり過ぎる、という状態になっています。このように観光産業の状況を調査することで、机上の空論でなく、本当の経済学を学ぶことができるのです。

経済学

観光での経済学の原理

観光で宿泊場所を選ぶときにも、経済学の原理が一役買ってくれます。大きなホテルや高級ホテルはそれなりの設備を整え、ロビーなども豪華ですから、どうしても宿泊料は高くなります。相対的にこじんまりとしたところは安いことになります。もう一つは、需要と供給の関係ですが、沢山の利用客があるところはマージンを落とすことも可能ですので、安くできる要素があり、逆の場合は安くすることが難しくなります。これらからわかることですが、観光で安く泊まりたいというときは、経済学の原理を意識して、こじんまりしているが、リピーターの多いところに絞り込むというのが有効な方法になります。そうすると、存外家庭的な雰囲気とか、固有の良さが伴うというような副次的な効果も期待できます。

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